ガレージノート

第1話 小さなキズでも、直し方は一つじゃない

車の小さなキズを見ると、

「ちょっと塗れば直るのでは」と思われる方も多いかもしれません。

 

見た目は似たようなキズでも、

修理の現場では同じ直し方になることはほとんどありません。

 

例えば、バンパーのこすりキズ。

浅く塗装だけが傷んでいる場合もあれば、下地までダメージが入っていることもあります。

 

ドアの線キズでも、塗装だけのキズなのか、鉄板まで影響しているのかで作業は変わります。

 

キズの深さ、場所、素材、そして周りの塗装の状態。

 

それぞれを見ながら、どこまで手を入れるか、どの方法が一番自然に仕上がるかを考えます。

 

同じように見える小さなキズでも、実際には一台一台、状況が違います。

 

だからこそ修理の現場では、その車に合った直し方を選びながら作業を進めていきます。

 

小さなキズの修理でも、そこには職人の判断と細かな作業が積み重なっています。

 

車が仕上がったとき、「どこを直したのかわからないね」と言っていただけることがあります。

 

それは、この仕事をしていてとても嬉しい瞬間のひとつです。

 

「小さなキズでも、車ごとに直し方は変わります。」

[2026/03/17]