ガレージノート

ガレージノート ― 序章

ガレージで車と向き合っていると、

「同じ修理は二度とない」と感じることがあります。

 

一見似ているキズやへこみでも、

ぶつかり方や場所、車の構造によって直し方は変わります。

 

そして車の塗装というものは、

想像以上に繊細な世界です。

 

同じ車種で同じ色でも、

年数や保管環境、光の当たり方で色の表情は少しずつ違ってきます。

 

板金塗装の仕事は、

へこみを直して塗れば終わり、というものではありません。

 

パネルの状態を見極め、

下地を整え、その車に自然になじむ色を作る。

 

ガレージでは、

そんな細かな作業が毎日のように繰り返されています。

 

この「NKM ガレージノート」では、

修理の現場で感じることや、

職人の目線で見た車の話を少しずつ綴っていきます。

 

ガレージの中で交わされるような、

そんな静かな話として読んでいただけたら嬉しいです。

 

「直せる方法がある限り、車はもう一度きれいにできる。」

 

「次回は小さなキズの修理の話を書きます。」

 

鈴木

[2026/03/16]